【2019/4/1】”しこり”が取れてきたビットコイン相場

※この記事は 2019/4/1 にサロン内で公開した記事を2019/5/14に一般公開としたものです。

昨年11月に大幅な下落を見せて以来、安値圏でのもみ合いが続いていたBTCですがここにきて徐々に上値を模索し始めています。

各所からいわゆる売り枯れが指摘されるのを見ますが、確かに今からこれ以上売り込む理由には乏しく、時間調整をこなしたという見方はあるかもしれません。

ところで、この「時間調整」とはどういう意味でしょうか。
一般に、じわじわと下落した相場では下落時に多くの買いポジションが構築されています。

誰もが損をしたくないと考えていますから、できるだけ自分の買値より高いところで売却したいものです。ところが下落相場の逆張りで買いを入れてしまった場合、しばらく含み損に耐えなくてはならないことになります。
含み損は誰しも精神的に辛いものです。長い含み損に耐えた後、相場が回復してきた場合には苦しさから解放されたい一心で買値付近ですぐに売却してしまうことがあります。これを「やれやれの売り」と言ったりします。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ya/A01912.html

これには相場の戻りを鈍くし上値を重くする作用があります。よって、力強く買いを入れる材料のない理由はすぐに回復することができません。
まずは長い時間をかけて人々に諦めさせ、損切りを入れさせること。このとき長い時間をかけていれば新しい買いが相場に少しずつ入っていますので、ホルダーが入れ替わることになります。
もしくは損切りを諦めないにしても、相場のことをすっかり忘れさせること。こうすれば相場が回復してきてもすぐに売りに走ることはありません。これは「無関心相場」なんて呼ばれたりもしますね。「閑散相場に売りなし」というわけです。

こうして、長い時間をかけた相場はやれやれ売りの”しこり”がなくなり、回復しやすい状態になっていきます。このことを指して「時間調整」と呼びます。今のBTC相場はまさにその状態に近いのかもしれません。

この記事を書いた人: ヨーロピアン

技術が好きな暗号通貨トレーダー。様々なメディアに暗号通貨の記事を寄稿しています。 https://twitter.com/sen_axis

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