終結が見えてきたBCHハッシュウォー (2018/11/24)

11月最大のテーマとなったBCHのハッシュウォーですが、ABC / SV陣営それぞれの思惑は譲り合うことがなく、永久に戦いが続くのではないかと思われました。

しかし、どちらを掘っても基本的にはBTCの収益性に劣る上、ハッシュレートでの差はつかないのが現状です。(特にSV陣営は苦しく、SVを掘るよりBTCを掘るほうが3.7倍も収益率が良い状態です)

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https://cash.coin.dance/

基本的には消耗戦ですから、彼らは手元のキャッシュを燃やし続けながら争うことになります。このような争いは長くは続きません。先に手を売ったのはABCになります。

0.18.5クライアントから「Reorg Protection」なる機能を導入し、一定以上ブロックが進んだチェーンは上書きできないようになりました。
これがどういうことかというと、ネットワークへの攻撃者(対立陣営が想定されます)が、大量のハッシュパワーを投下してブロックの採掘をリードし、数ブロック分のtxを全て巻き戻すことを防ぐためです。

仮にこのような攻撃が成立すれば、決済や取引所の入金といったアクションは何conf待っても危険ということになってしまいます。そこで、例えば10conf経ってしまえば「何があっても」安全であるという保証をつけたのが今回のアップデートです。

しかし、これはかなり乱暴なアップデートであることは否めません。否めませんが、それでも対立陣営を遠ざけるためには緊急避難的にこういった措置が必要なのでしょう。BTCとBCHが分かれたときにもEDAはかなり議論を巻き起こしましたが、振り返ってみれば必要な措置だったことが分かります。

何はともあれ、戦争が落ち着いて不安の種が払拭されることは相場にとって恒常的にプラスとなります。ゆくえを慎重に見守りましょう。

この記事を書いた人: ヨーロピアン

技術が好きな暗号通貨トレーダー。様々なメディアに暗号通貨の記事を寄稿しています。 https://twitter.com/sen_axis

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