【2018/10/21】Huobiの発行するHUSDで起こり得る事象

オルトコイン取引所大手のHuobiがステーブルコイン担保型ステーブルコインを発行すると発表しました。

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ユーザ視点で説明します。

Huobiには4つのステーブルコイン(PAX, GUSD, TUSD, USDC)が入金可能です。入金したステーブルコインは自動的にHUSDに変換されます。例えば、1PAXを入金すると残高には1HUSD、1GUSDを入金すると残高には1HUSDと記録される感じです。

そして、HUSDを出金する際は4つのステーブルコインから好きなコインを出金できます。1HUSDが残高としてある場合、「1PAX」「0.5GUSD, 0.5USDC」「0.3TUSD, 0.7GUSD」といった具合で好きなコインを選んで出金できます。

さて、トレーダー視点でHUSDを見ると、他の市場で安いコインを入金し、高いコインを出金すれば利益となりそうです。しかし、おそらくリリース当初は上手くいかないでしょう。

Huobiが保管している各種ステーブルコインの残高を考えてみます。

Huobiが保管している顧客預かりの合計が5000PAXと10000GUSDだったとします。仮に、他の市場でUSD → GUSD ⇔ PAX → USD というアービトラージを行えばドル建てで利益が出る状況としましょう。GUSD ⇔ PAXを直接交換する市場は現状なく、HuobiのHUSDを噛ませば成立します。

しかし、多くのトレーダーがHuobiにGUSDを入金しPAXを出金しようとしても、PAXは最大で5000PAXまでしか出金できません。顧客預かり額を超えての出金は当然できないからです。これはHuobiのリリース文には記載されていません。

好きなコインを出金しようとしてもできない。おそらく、このような事態が起こります。

ステーブルコインについては、本日(21日) 21時からの定例放送でも話す予定です。

この記事を書いた人: 田中😇

インディペンデントビットコイナー。 https://twitter.com/tanaka_bot_1

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