「誰も教えてくれないテクニカルの深イイ話」について

お久しぶりです。クローズドの方に9月12日に投稿した内容を少し編集して投稿します。

「テクニカル分析」についてです。”勝てているトレーダー”はとにかくテクニカル分析に優れていると思っている方も多いのではないでしょうか。

「で、暗号通貨でテクニカル分析って実際どうなの」という話になると思うのですが、これについては非常に……何とも言えません。個人的には頼る機会は限られていますが、だからといって理論立てて否定することはできないからです。
理論立てて否定できない理由は、理論立てて肯定できないことの裏返しです。

実際、テクニカル分析に使われる人気の指標は「それらしきこと」を語るものの、体系立てて理論を説明しているものはほぼ存在しません。あるとしてもケインズ経済学の見地から述べられる平均的予測、あるいは心理学によって説明されているのがせいぜいです。
ここで我々投資家が知るべき確かなことはたった一つ、「とにかく理論として完成していない」ことだけです。

理論として完成していないから否定されるものではなく、例えば航空力学のように歴史が浅く未熟な学問は存在します。何故クマバチが飛べるか「現在の理論では」十全に説明できない、のような事例です(余談ですがこれは近年になって粘性の液体の中を泳ぐようなもの、として航空力学がアップデートされました)。

個人的結論としてはアノマリーと同程度、要するに経験則の範囲を抜けないものがほとんどなのですが、それでも「なんとなく経験則でワークしていそうなもの」は確かにいくつか存在しています。それは計量経済学や数理統計学で説明できるようなものではなく、田中さんが投稿されているように、多くのトレーダーが信奉しているからこそというものである可能性もあります。やはりナマモノであり、持続的なものではありません。

需要があればいくつかの代表的なテクニカル指標について、理論から定例放送にてお話したいと思います。根拠を示さずに(あるいは理解せずに)オカルトや経験則で使えるとか使えないの話をしている人々よりは2段3段もステップアップできると思います。
ただ、本当に長い上に難しい話になってしまうのであくまで希望が多数あればということにさせてください。

こちらの投稿に大変多くの反響をいただきましたので、「誰も教えてくれないテクニカルの深イイ話」として次回30日の定例放送にて話をする運びとさせていただきました。

 

この記事を書いた人: ヨーロピアン

技術が好きな暗号通貨トレーダー。様々なメディアに暗号通貨の記事を寄稿しています。 https://twitter.com/sen_axis

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