【2018/09/02】イーサリアムのブロック報酬減額、今後のETHトレード戦略について

イーサリアムのブロック報酬が現行の3ETH/blockから2ETH/blockに変更されることが開発者チームの方針となりました。同時に、採掘難易度を意図的に上昇させるDificulty Bombの発動も延期されることになりました。

イーサリアムでは現在約14秒毎にブロックが生成されています。

今回の開発者の決定にはある思惑が見受けられます。それはPoWマイナーの数を減らしたいというものです。イーサリアム開発チームは今後の予定としてコンセンサスアルゴリズムをPoSに移行させると表明しています。

PoS移行のためにハードフォーク(HF)する際、PoWマイナーが大勢いる状況ではチェーンが分岐する可能性が高いため、開発チームとしてはHFまでに”緩やかに”マイナーを排除させるインセンティブがあるのです。仮に急激にマイナーが減少するとネットワークが不安定になってしまいます。

(Difficulty Bombではチェーンの分岐は防げません。分岐するチェーンの方で動かすクライアントのコードを修正すれば問題ないからです。実際、イーサリアム・クラシックではDifficlty Bombがコードから削除されています。)

開発チームとしては、マイナー排除施策としてブロック報酬の減額とDifficulty Bombという選択がありましたが、一旦は前者を選んだという形になります。

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グラフは直近4ヶ月のイーサリアムのハッシュレートの推移です。現在、4ヶ月前とほぼ同じ水準となっています。

さて、今後のETHトレード戦略ですが、少なくとも買いで入ることは割に合わないと言えます。ブロック報酬の減額はハッシュレートの減少を意味し、これは価格下落の直接的な要因となります。(ハッシュレートが下落し価格がそのままで推移すると、ネットワークへの攻撃可能性が上昇するからです。)

これは開発チームから価格の下落を容認する意思決定がなされたと受け止めることもできるのです。事実、Vitalik氏は以前からTwitter上でETH高騰について懸念を表明しています。イーサリアムの普及と価格の上昇は構造的にトレードオフであるため、当然とも言えます。

ビットコインのドミナンス上昇も一旦の高止まり感を見せているため、オルトコインに資金が流れETH価格も連れ高する可能性はあります。そのような機会が来た際は、試しにショートしていく構えです。

この記事を書いた人: 田中😇

インディペンデントビットコイナー。 https://twitter.com/tanaka_bot_1

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