【BTC】取引所へのハッキングニュースが流れた際の相場について (2018/6/21)

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画像はbitflyer BTC/JPYの時間足、現在は74万円台となっています。

昨日、韓国のBithumbが盗難の被害に遭い、3000万ドル相当の暗号通貨を失ったとアナウンスしました(該当のツイートは既に削除済み)。そのニュースを受けてBTC価格は744000円から約20000円下落しました。

まず事実として、3000万ドルという数字はビットコイン市場にとって微々たる数字です。ビットコインの時価総額は現在約115億ドルであり、出来高は世界全体で1日あたり約36億ドルあります。仮に盗まれた通貨が全てBTCだとして、犯人がすぐにフィアットへの売却を行ったとしてもマーケットインパクトはありません。実際のところ、盗んだビットコインを身元をバラさずにフィアット転するには、匿名通貨等を利用しながら用意周到に事を進める必要があるため、換金するためには多くの時間がかかります。時間がかかるほどマーケットインパクトは更に弱まります。

ではなぜビットコイン価格は下がるのでしょうか。それはこのニュースを見て狼狽売りする人がいるからです。実際は狼狽売りする人が売るから下がるのではなく、狼狽売りが起こることを見越して売り仕掛けをする人がいるからです。

ハッキングニュースが流れる→狼狽売りが起こることを見越して売り仕掛けが行われる→相場が下がる→ニュースを読み解けない人が狼狽売りをする→売り仕掛けをした人はその人達から買い戻す→実際はマーケットインパクトの無いニュースなので元の価格に戻る

という流れになります。パニック売りをした人から、売り仕掛けをした人にお金が渡っただけという結果です。悲しいですね。

この悲しみを防ぐには、一人でも多くの市場参加者がニュースをきちんと解釈できるようになるしか方法はありません。上記の一連の流れの「ニュースを読み解けない人が狼狽売りをする」の部分が起きなければ、売り仕掛けをする人が損をして終わるだけになるので、このような下落はそもそも起きなくなります。


オルトコインが盗まれた場合は別の話になります。例えば

「Aコインが3000万ドル分盗まれました。Aコインの時価総額は3億ドルで、一日の出来高は3000万ドルしかありません。」

というニュースが流れた場合、Aコインは確実に大幅下落するでしょう。犯人がAコインを売却した際のマーケットインパクトが大きすぎるからです。

この記事を書いた人: 田中😇

インディペンデントビットコイナー。 https://twitter.com/tanaka_bot_1

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